インドネシアの貧困の根本のひとつは満足な教育を受けられなかったことにあります。
インドネシア政府は義務教育を小学校6年間、中学校3年間の9年間と定めていますが、
学校に通うための制服、学用品、交通費は、自己負担です。
小学生で、年間約1万2,000円、中学生で約2万円の費用が必要です。
費用を払えなければ、その子供を学校に行かせることは難しいのです。
都市部を中心とした観光関係で働く人々の家庭は、比較的恵まれています。
一方、観光に縁がない農村部では、自給自足に近い生活を送っています。
また、土地を持たない人々の生活は、日雇い労働で辛うじて生活しており、
子供の教育費を支払えない状況です。
小学校に通えない、あるいは中退する子供、中学校進学を断念する子供もいるのです。